ブログ第3弾|パブリック・インテレクチュアル〜メディアのあるべき姿〜 ー井上はる香

ブログ第3弾を書いてくれたのは、ID24 井上はる香さん。井上さんは普段から動画編集やブログを書き、彼女自身の考えを発信しています。そんなメディアと近い存在でいようと心がける井上さんはこのブログで”パブリック・インテレクチュアル”について書いてくれました。私たちにとって新鮮に感じるであろうメディアのあるべき姿を伝えてくれると同時に、私たち自身の社会問題への取り組みの姿勢にも影響を与えてくれるのではないでしょうか。
この記事だけでなく、井上さんの考えをもっと知ることができる彼女自身のブログも必見です!

執筆者情報

ID24 井上はる香(いのうえ・はるか)
専攻:メディア・コミュニケーション・文化(予定)
サークル:ICU祭実行委員会
趣味:動画編集、動画鑑賞
Instagram:https://www.instagram.com/inoharu416/
Blog:https://overthink.goat.me/

目次

はじめに

皆さんは、日頃、どのようなメディアを通して、新しい情報を得ていますか。
新聞を読む習慣がなく、最近はテレビも見なくなったという方は、
若者を中心に多いのではないでしょうか。
そんな時代に、求められている”メディアのあるべき姿”とは
どのようなものなのでしょうか。

パブリック・インテレクチュアル〜メディアのあるべき姿〜

私が考える、今後影響力を持つメディアの形は
「パブリック・インテレクチュアル」です。

パブリック・インテレクチュアルとは、
一般大衆によく知られる、政治社会的な事柄について発言をする著名人、または知識人
そして、
一般の聴衆がアクセスできるようにすることを目的にした意見
(特に人気のあるトピック)を表現するメディア

のことを指します。

つまり、パブリック・インテレクチュアルとは、
カジュアルでラフで敷居が低い、
私たちにとって一番手の届きやすい、近い存在のメディア
を指します。

パブリック・インテレクチュアルな人を3人、例として紹介します。

1人目は、世界的に活躍するモデルのローラさんです。
彼女はエシカルな暮らしをインスタグラムやYouTubeを通して配信しています。
自らサステイナブルな洋服ブランドを立ち上げ、
視聴者の私たちがはじめの一歩を踏み出しやすくなるように手伝いをしてくれています。

2人目は、NYに在住するYouTuberのけみおさんです。
時々、インスタグラムやYouTubeの動画内で、
ジェンダー・セクシュアリティに関する話を
彼の見解から話してくれます。
また、アメリカでの話も交えることにより、
日本人の私たちが抱く偏見やステレオタイプを取り除いてくれます。

3人目は、女優のエマ・ワトソンさんです。
彼女は、役者の他に、男女平等を推進するアクティビストとして、
またサステイナブルファッションの実践者としても活動しています。

彼らが主張する社会問題は、とってもフランクであり受け入れやすい印象を抱きます。
なぜなら、親しみやすく、噛み砕いた言葉で時事問題について語り、
行動を呼びかけている
からです。
それにより、
普段興味を持たない人でも意識するようになります。

具体的に社会問題には、
人権問題、環境問題、生命倫理、宗教・文化の対立、ジェンダー・セクシュアリティ
などの課題があげられます。

彼らのような存在を取り上げたり、
メディア自体が彼らのような存在になったりすることにより
「パブリック・インテレクチュアル」は成り立ちます。

私が目指すパブリック・インテレクチュアル

私の将来の夢は、ジャーナリストになることでした。

マイノリティの方々の抑圧されてきた声を
報道を通して大きく発信することができるようになり、
また、日本の限りのある情報の流れを動かすために、
海外の情報をいち早く取り入れることができる人になりたかったからです。

今もこの気持ちは変わっていません。

しかし、ある時、
キチキチに縛られた二ュース番組や堅苦しい新聞報道は好まない、
もっとカジュアルにポップに自分と同じ年齢層の皆さんに向けて発信する人になりたい
と思うようになりました。

そこで、見つけた新たなメディアの姿が、
「パブリック・インテレクチュアル」です。

私自身は、動画編集を趣味としているので、
将来はそのスキルを活かして、
皆さんの生活に一番近いメディアでありたいと考えています。

少しずつではありますが、
今はブログを書くことを通して自らの意見を形にする練習をしています。
ブログのタイトルを”I over think…”と題して、
私が日頃考え込んでいることをシェアすることにより、
皆さんに新しい価値観と感性を届けることができたらなと思いながら文章を綴っています。
インスタグラムには、
私自身が編集した動画や、参加した取り組みの様子を投稿しています。
アカウントとブログのリンクは、
上記に表示してあるのでぜひ確認していただけると嬉しいです。

さいごに

このICONfrontでのブログを通して皆さんに考え直していただきたかったことは、
誰でもパブリック・インテレクチュアルになれる時代に生きているということです。

皆さんは、少なくとも1つのSNSアカウントをお持ちなのではないでしょうか。
そのアカウント上で、大学での学びだったり、
日ごろ悩んでいることやや深く考えてしまうことだったり、自分の意思や意見だったりを、
この世界に発信することが可能です。

この社会に私たちができることを始めてみませんか。
パブリック・インテレクチュアルな人になってみませんか。


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