Special Blog by ICONfront Graduates!

昨日、3月25日はID22の皆さんの卒業式でした。ご卒業おめでとうございます!
ということで、今回はICONfrontで今回卒業を迎えた3人のメンバーに、活動を通して感じたこと・思いなどを綴っていただきました。
ぜひお読みください!

目次

  1. 児玉実央
  2. 遠藤理愛
  3. 浅村真緒


1. 児玉実央

 初めてICONfrontの存在を知ったのは2020年の3月、ちょうど春休み中でコロナの打撃を受け始めた頃です。知ったきっかけは当時のICONfrontメンバーからインタビューをしたいと声をかけられたことでした。私は大学1年の頃からTable For Twoと呼ばれる学生サークルに入って、主に先進国と開発途上国の食の不均衡の問題解決に取り組んでいました (詳しくはこちらの記事を読んでください!) そのTable For Twoの経験について、「ICONfrontというICUで活動するアクティビストを紹介するプラットフォームを作成しているから協力してくれないか」と誘われました。私は即OKしましたが、同時にICONfrontの活動が気になったので、ミーティングにも参加して4月頭にはICONfrontメンバーになりました。

 今までインタビューしたアクティビストは様々なジャンルで活動されている方々で順不動に、環境活動家のSarah Niehausさん、チーム給水機の佐々木まゆこさん、メンタルヘルス活動家の最首希咲さん、HultPrizeで活動されたダニエルさん、ICU Time Travelersで活動している日野瑠奈さんです。それぞれのストーリーや思いを聞くのがとても楽しみで、インタビューに毎回臨んでいました。話がとても面白く追加質問もその場で聞いていくため、1時間で終わるはずが気づいたら2時間もインタビューしていたということもありました (笑)

 こんな感じでICONfrontではアクティビストのお話を聞くこと以外にも、翻訳作業や執筆してまとめていく作業にも関わり、そのスキルも少しは培うことができたように感じています。最初の頃は、執筆しても上手くまとめることができず、英訳も直訳のため不自然に聞こえ、ドキュメント上に他のICONfrontメンバーから大量の訂正で緑色に染まっていたのを覚えています (笑) しかし、仲間がいてこそ良い記事に仕上がることができたので、当時読んで訂正を入れてくれたメンバーには本当に感謝してます。おかげで自分も少しずつ慣れていき、少し文章の執筆において成長できたのかなと勝手に感じています。

 まだ卒業するという実感が湧かない今ですが、卒業後はベンチャーのIT企業に就職する予定です。就職先で具体的に何をするか未定ですが、可能であれば社内サービスに関わりたいと考えて今相談中です。社内サービスは「消費者が無意識に社会貢献ができる仕組み」を作るために、後世に残したい「才能」を応援するクラウドファンディングサービスやエシカルオンラインマーケットを展開しています。進路は今後変わるかもしれないけど、今の私はこの企業でアクティビズム活動を続けたいと思い、入社します。

 ICU生活を含め、ICONfrontでは本当に色んな思い出があって、もう卒業しちゃうなんて本当に悲しいです。今後の活動で素敵な動画を作ったり、新しいポッドキャストを始めたりとすごくアクティブにメンバーがそれぞれの特色を生かして活動しているのを見てすごく心が温まります。

ICONfrontメンバーのみんな、そして読者のみんな、今まで本当にありがとうございました!これからのICONfrontの応援よろしくお願いします!またみんなと会える日まで!


2. 遠藤理愛

ICONfrontのもととなったアイディアは、2020年初頭に、友人2人とガッキで学生アクティビストと話しているときでした。社会貢献活動をしている学生はたくさんいるのに、他の学生に知ってもらう機会やプラットフォームがあまりないよね、と話すなかで、徐々にICONfrontというプラットフォームを作らないか、という考えに至りました。ウェブサイト作成やSNSマーケティングの知識がまったくない状態で、サイトを設計し、SNSアカウントを立ち上げるために、何度も3人でカフェに集まって試行錯誤したのを覚えています(笑)。

ガッキでの会話からICONfront設立に至った背景には、私自身のアクティビズムの経験がありました。当初、私は別の学生団体で日本のジェンダー問題に関わる活動を行っていて、ロビイングや政府への働きかけ、学内イベントの開催など、幅広く活動していました。そのような活動をするなかで、学生アクティビストにとって、知名度の向上や他の学生とネットワーキングをする機会がいかに重要か痛感したのを覚えていますどれほど社会にいい活動をしていても、プラットフォームがなくリーチが広くなければ、活動のインパクトが限られるからです。また、ICU内だけでもアクティビストや社会問題に対して熱意のある学生は数多くいるのに、繋がり合う機会がなく潜在力を発揮できていない、勿体ない状態が発生していることを、アクティビストとして問題視していました

大なり小なり、自分が関心のある社会問題に関して、自分の強みを活かし何かしらの行動をとることが、アクティビズムだと思っています。ICUにはそのように、自分の強みや興味を活かし、自分にできることは何か考えて行動する学生が予想以上にたくさんいることを、インタビューをするなかで再確認できました。現役生から卒業生まで、様々なアクティビストから活動に至った経緯や熱意、アクティビズムのリアルな話・経験を聞くたびに、社会活動の楽しさややりがいを多くの人に伝える意義を実感しています。ICU生の底力を垣間見られたような(笑)

また、インタビューをするノウハウや英訳のスキルなど、実践的な能力が身についたこともICONfrontで活動することのいい点です。ただアクティビストの話を聞くだけでなく、質問の仕方や会話の流れのつかみ方、アクティビストと良い関係を築く方法など、知識ゼロの状態から試行錯誤するなかで将来活かせる重要なスキルを身につけられたと感じています。

私はID22ですが、コロナの影響で交換留学を1年延期したため、23エイプリルと同時期に卒業する予定です。卒業後は、ソーシャルビジネスに携わりたいと考えており、就職活動を進めている最中です。また、現在カナダに交換留学中ですが、将来的に海外(英語圏)で働くことも視野に入れています。

ICONfrontは小さい団体ですが、このようなプラットフォームが存在し続けることがどれだけ大切か、できるだけ多くの学生に知ってもらいたいです。ICONfrontが、社会問題に興味のある学生がお互いにコミュニケーションし合い繋がることのできる、ICUに欠かせないプラットフォームになることを願っています。


3. 浅村真緒

ICONfrontを初期メンバーと始めてから約2年が経とうとしていること、そしてICONfrontの活動に賛同し一緒に活動してくれるメンバーが増え今も活動が継続できていること、

とても嬉しく思うと同時に少し驚いています。

なぜなら今からちょうど2年前に友人数名と始めたICONfrontは、「ICU生のアクティビズムをより多くの人に知ってほしい」「大学がもっとこうであったらいいのに」という思いからのスタートで、何を発信するのか、どう発信するのかも手探りで進め、ICONfrontの活動が継続的に続けられるのかも未知数だったからです。私たちが発信したものが誰かに届くのかと正直不安で心細くもありました。

しかしICU生のアクティビストにインタビューをし、それを記事にまとめて発信することを始めると、快くインタビュー協力に応じてくださるアクティビストの方々がいることや私たちの記事を読んでSNS上でリアクションをしてくれる方々がいることにとても勇気付けられました。私個人としてもメジャーや学年の壁を越えて学生から教授、OBOGにインタビューをさせていただき、強い信念を持って粘り強く活動に取り組むアクティビストの姿に刺激をもらい、私もICONfrontの活動を頑張ろうと思い直すことが何度もありました。ICONfrontの活動に関わってくださった方々に感謝しています。

また2年間ICONfrontの活動を続けることができたのは、今のICONfrontを作っていくれているメンバーのおかげでもあります。ICONfrontの活動を一緒に始めてくれたりあ、みお、ちさと、ICONfrontの運営基盤を一緒に作り上げてくれたもえな、みほ、ICONfrontの活動の輪を広げてくれたはるの、ゆうき、ゆい、あやこに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。

もうICONfrontメンバーとして活動できないと思うととても寂しいですが、春からは金融の業界で働きます。いつかまたICUのアクティビストと再会したり、アクティビズムの活動に携わることができるよう社会人として精一杯頑張ります。

この春からICONfrontのポッドキャスト「ICONfrontalk&talk」が始動するなど、これからもICONfrontのプラットフォームがより多くのICU生を巻き込み、アクティビストの輪が広がっていくと思うとととても楽しみです。

2年間本当にありがとうございました。


いかがでしたか?

ICONfrontを設立されたID22の皆さんの思いが少しでも伝わっていたら嬉しいです。
今後ともICONfront一同をどうぞよろしくお願いします!

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