4月生と9月生を繋げる架け橋へ!ーICU国際ビジネスクラブさんにインタビュー
インタビュー第35弾では、今まさに本格的な活動を始めているサークル団体、ICU国際ビジネスクラブさんにお話をお伺いしました!
ICUに在籍している皆さん、4月生は9月生、9月生は4月生と交流できていますか? ICUといえば多様性の豊かさですが、その多様な生徒たちが真に交流できているのでしょうか。そんな疑問に向き合い、またビジネスにも力を入れている新進気鋭のサークル団体の皆さんに語っていただきました!
ぜひお読みください!
インタビューに答えてくださった方々のプロフィール
・コーガー大雅(ID26セプテン)
メジャー:経営と経済?
所属団体:国際ビジネスクラブ、カルチョ、バレー部
活動分野:教育/ビジネスとスポーツ
・羽鳥貴哉(ID24エイプリル)
メジャー:経営
所属団体:国際ビジネスクラブ、カルチョ(フットサル)
活動分野:ビジネス、スポーツ
・中村紗妃(ID26エイプリル)
メジャー:経営
所属団体:国際ビジネスクラブ、TEDxICU、ゴルフ部
活動分野:ビジネス、教育、学生団体
・オクアイザック(ID25セプテン)
メジャー:経済
所属団体:国際ビジネルクラブ、カルチョ
活動分野:ビジネス、スポーツ
Q1. ICU国際ビジネスクラブさんはどのような活動をされていますか?
国際の面
<4月入学生>
・TOEICの教材の準備を希望する方への無料のTOEIC対策資料の提供(メンバーのインターン先の、英語のスタートアップビジネスであるSKYTALKさんから許可をもらい、無料で提供してもらいました!)
・ ELAに苦戦している学生のサポート / 読解や文法などの個別の支援を目的とした図書館スペースの提供
具体的には、図書館の2階のIBSさんの横に社交スペースを設けて、4月入学生向けにELAに関する質問がある時はいつでも利用できるようにしています(理解の問題、読解、文法、語彙、エッセイ、フォーマットなど)。4月入学の友人に尋ねたところ、先生に質問するのが難しいと感じる生徒もいるようで、ICUの学生がこうした機会を提供すれば、生徒たちが教員に近づき、直面する問題を解決できるのではないかと考えています。
ー英語での対応を希望したら、英語で答えてもらうこともできるのでしょうか?
コーガーさん:部員がほぼほぼバイリンガルなので、英語での対応を希望されれば、英語で対応できます。
Iconfront : 教授へのチュートリアルの練習にもなりそうで、助かる生徒も多いと思います!
・英語力向上のための30分の英会話セッション、Language tableとの提携
Language Tables と私達の活動は、「英語力向上を支援」という点で一致していると思うので、活動を連携して生徒たちの英語力向上を支援できるのではないかと考えています。Language tableとはちょうどこの前交渉ができて、興味がある人はランチタイムに30分間の英語での会話を予約できるスペースを作成する予定です。グループのほとんどは塾で英語を教えていてこの分野に慣れ親しんでいるので、手助けできると確信してます。Language Tablesとの提携により、私たちの幹部メンバーが日英テーブル (フランス語、中国語が対応可能なメンバーもいます)の ”ホスト”として活動し、ファシリテーションを行えると考えています。
提携については来学期から本格的に始めたいと考えていて、月曜日以外の日程でもLanguage Tablesを実施できる状態にする予定です。例えば、来学期の木曜日のランチタイムなどで、日英のLanguage Tableを国際ビジネスクラブが担当して提供できるかも、と考えています。
また、まだ始まったばかりですが、インスタグラムのプラットフォーム(現在フォロワー320人)を活用し、Language Tablesに関する情報を発信し、広報活動も行えると考えています。
(Language tableは、D館2階でお昼の時間に行われています!ぜひ行ってみてください!)
<9月入学生、OYR(昨年度留学生)>
環境に溶け込む機会を提供します。4月入学生と9月入学生、OYRの間に言語の壁があり、会話の機会が少ないと考えます。このサークルでそうしたコミュニケーションの機会を提供し、9月入学生とOYRが他の生徒とネットワークを構築できるよう支援します。OYRの友人の中には、言語の壁のために4月入学生とコミュニケーションを取るのが難しいと感じる人もいますが、このグループの目的はそうした壁を取り払い、自発的にコミュニケーションを取れるようにすることです。
オクアイザックさん:僕が9月生で1年を通して感じたのが、9月生と4月生の少し壁があってしまって、どう改善しようと思った時に、ここなら自分の活動によって改善できると思いました。ICUといえばダイバーシティーと言われますけど、完全に溶け込んでないと思っていて、リトリートといった4月生と9月生が交わる機会はあるものの結局セクションなどで固まる傾向にあると感じたので、9月生の英語力を、周りの英語力の向上+コミュニケーションを通して、交流できる場を提供して、英語能力、出身などを気にする考えを変えていきたいと考えています。
中村さん:ICU高校出身なのですが、高校でも英語のクラス分けがあって結局同じクラスの人とばかりいてしまったように、大学でも英語のクラス分けによって話す人が限られてしまっていると思います。
ー確かに4月生と9月生だとカリキュラムも違いますし、寮や部活が一緒じゃないと関わる機会って少ないですよね。皆さんはどういった経緯で仲良くなられたのですか?
(コーガーさん、羽鳥さん、オクアイザックさんは)カルチョというフットサルのサークルで一緒で、あとはICUに入る以前からの仲だったり、英語塾のバイト先が一緒だったりと、ICU外のコミュニティで仲良くなりました(笑)4人とも経営学メジャーを目指していて、ビジネスに興味がある4人で設立しました。
ビジネスの面
・広報戦略の議論 / ビジネスミーティング
フライヤーを作成する計画を立てていて(CANVAを無料で利用します)、広報活動のためのさまざまな方法について議論します。これにはInstagramアカウントの運営戦略も含まれます。さらに、毎週ビジネスミーティングを開催し(インスタにミーティングで行うケーススタディについてのポストがあります)、サークルの拡大や広報活動のためのアイデアを出し合います。個々のオンラインリサーチを奨励し、メンバーがその成果をミーティングでプレゼンテーションすることになります。収集した情報はチーム全体で学べるように文書にまとめます。また、教材の開発にビジネスの概念を組み込む可能性も見えます。これらの教材をどのように作成し、全体の成長戦略に組み込むかを探ります。そして、毎週金曜日ランチの集まりでビジネスのケーススタディを行い、意見を交換、個人のスキル、学習した知識を適用することで、実際ビジネスで現れる問題への解決策を生み出す能力を得られます。
・Responsible Global Corporate Executives and Financial Professionals” との連携
これはICUの経営学の教授である金子さんが大学院で行っている企画で、活動と提携しパートナーシップを築くことができました。これには企業へのプレゼンテーションなどの公共関係活動も含まれ、企業のウェビナーに参加できる許可をいただきました。2023年度の冬学期は毎週金曜日の16:30~19:00に企業のウェビナーに参加できる機会を開催したいと思っています。より多くの参加者を引き付けるためにSNSを活用して広報していきます。
Q3. いつからその活動を始められたのですか?
ちょうど一ヶ月前に活動が承認されました。
iconfront : 本当に最近決めて行ったばかりで、いろいろ始めたばかりなんですね、承認されたら色々なことができそうですね!
Q4. それぞれの活動を始めようと思ったきっかけを教えてください。
先ほど言ったように、4月入学生のELAサポートに関しては、私の4月入学の友人が、先生に質問するのが難しいと感じる生徒がいると言ったのがきっかけです。ICUの学生が、ELAサポートを通して生徒たちが教員に近づく機会を提供すれば、友人が言っていたような問題を解決できるのではないかと考えています。私のインターン先のSKYTALKが無料でTOEICの教材を提供してくれたため、英語力向上のサポートに関連する活動を行いたいと思うようになったのも理由の一つです。教授だと質問しづらいことも、大学生だと話しやすかったするので、役に立てると思います。9月入学生やOYR(ICUで1年間学問を修める留学生)へは、4月入学生と関わりをつくる企画を立て、入学した時期によるコミュニティーの壁を壊すことを目標にしています。
ビジネスの側面では、幹部皆がビジネスメジャーであり、経営や経済の分野に非常に興味があることと、金子先生が提携の機会を与えてくれたことが主な理由です。
Q5. 始めた時はどんな気持ちでしたか?
まだ始まって間もないのですが、初の金曜のランチにミーティングで2人の新メンバーが興味を持って参加してくれて、非常に嬉しく、テンションが上がったのを覚えています。
Q6. どんな時にやりがいや楽しさを感じますか?
学生たちがクラブに興味を持ち、楽しくビジネスや英語の分野について話す時間が嬉しく、皆で一緒に成長し、学ぶことができるのがやりがいです。また、現在はメンバーが10人になり、活動を拡大していることの実感も大きなモチベーションになります。
ーELAをサポートするとなると、1年生の部員もいた方が嬉しいと思うのですが、部員の学年の割合はどうなっているのですか?
コーガーさん:現在、27エイプリルとセプテンが1人ずつ在籍していて、その他は25と26で構成されています。
ー部員が増えたらやってみたいことはありますか?
羽鳥さん:僕たちの目標が、4月生と9月生の壁を壊すことなので、部員が増えれば増えるほど関わりが深まると期待しています。自分も、入学したての時は英語がそこまでできたわけではなかったのですが、ELAもそうですがICUビジネスクラブのメンバーとの交流でだいぶ英語力が向上でき、普段の会話での英語力を得れたと思っているので、バッググラウンドが違くても仲良くなれるし、授業外でも英語で交流ができています。
コーガーさん:ビジネスミーティングも人数が多い方が楽しいですし
iconfront : ICUビジネスクラブに入ることでも英語力が高まりそうですね!
中村さん:スタートアップみたいで、自分達で設立する経験や何かを1から始めていく経験はなかなかできないからのでそこがやりがいだと思います
iconfront : まだ大学生だからやろうと言ったことを気軽に始められるところが、大学生ならではの強みですね
Q7. 活動したことでわかったこと、気がついたこと、ぜひICU生に知ってほしいことを教えてください。
まだまだ始動したばかりで手探り状態ではありますが、興味を持ったらとにかく行動にうつしてみることが大切だと多います。特に、大学生のうちはリスクも少ないので、どんどん積極的に動くのが良いと思います。
Q8.ご自身が活動する分野についてのICU生におすすめの本や映画がありましたら、教えてください。
おすすめの本は “Uncommon Knowledge” というThe Economistが出版している本です。経済、健康、環境、文化など、多岐にわたる分野の雑学的な知識が短く、まとめられている本なので、まさにリベラルアーツのICU生と合う本だと思います。また、「夢をかなえるゾウ」という自己啓発本は、仕事をする上での大切さの他にも、人生の成功法則などを語っている本で、とても読みやすくおすすめです!
Q8. 社会に訴えたいこと、伝えたいことはなんですか?
興味を持っていたらなんでもチャレンジできる心を持つのが重要であるということです。
Q9. これからやっていきたいこと、挑戦してみたいことなどがあれば、教えてください!
今後より宣伝活動を活発にし、部員を増やしていくことで4月生と9月生を繋げる橋としての役割を担っていけることを目指しています。また、ビジネスに関するディスカッションを重ねていくことで様々な人と意見の交換をし、部員全員のビジネスに関する知識を増やしていきたいと思っています。TV東京で「伊集院の光るビジネス鉄則ばなし」に出演し、貴重な経験をすることができたので、ほかのメディアへも積極的に参加していくよう挑戦していきたいです!
<ICUビジネスクラブさんのSNS>
Instagramアカウント:icu.international_business