ブログ第7弾|スローライフ ー鈴木彩葉
ブログ第7弾を書いてくださったのは、ID24 鈴木彩葉さん。“Sukima”で活動をしたり、カフェスローでアルバイトをしたりなど「食」に根ざした活動をされています。今回のブログでは、“スローライフ”について書いてくれました。スローライフとは何なのか、私たちが食事を通して心がけるべきこと、食への向き合い方を記事を通して教えてくれています。
執筆者情報
名前/Name:鈴木彩葉 Iroha Suzuki
ID:24
専攻/Major :MCC
その他 (ex. サークル・趣味)/others (ex. clubs, hobbies):Sukima
目次
はじめに
みなさんは、食べることってなんだと思いますか?
私は、「つながり」だと考えています。
お米や野菜を育ててくれた農家さん、運搬してくれた流通業者さん、料理を作ってくれた人、一緒に食卓を囲む家族や友人。
そして、食材が育まれた大地や、そこに根付く文化・歴史とだってつながっています。
そんなたくさんのつながりによって生まれた食事が、
私たちの身体を作る栄養になっているんです。
「スローライフ」という言葉を聞いたことがありますか?
「スロー」には「つながり」という意味が込められています。
「スローライフ」とは、効率や便利さと引き換えに失ってしまった、
人とのつながりや自然とのつながり、地域とのつながりを取り戻し、丁寧な食事をすることです。
「スローライフ亅との出会い
友人の影響を受け、
動物由来のものを食べないヴィーガンを体験して、
本当に環境に良い食事ってなんだろう?
と考えるようになったことがきっかけです。
ヴィーガン生活を始めたばかりの頃、
私は、牛乳の代わりに豆乳を飲んだり、肉や魚の代わりに大豆ミートを食べたりしていました。
でも、しばらくして、
大豆製品って環境に優しいのかな?、安全なのかな?、身体に影響ないのかな?、
などの多くの疑問を抱くようになりました。
日本では大豆の自給率は7%と極めて低く、ほとんどをアメリカやブラジル、カナダなどから輸入に頼っています。
そして、輸入大豆の多くは一度に大量生産するために膨大な農薬や化学肥料を使ったり、大規模な森林伐採を行ったりしていると言われています。
本当に環境に良い食事ってなんだろう?
と悩んでいたときに、
「スローライフ」に出会いました。
カフェスローで働き始めて
私のアルバイトをしているカフェスローでは、「つながりをいただきます」をモットーに、
自然や命を尊んで作られた料理を食べてもらうことで、お客様に「スローライフ」を体験してもらっています。
風土に根ざした、在来種の玄米。
自然農法や有機栽培で育てられた、地元の旬の野菜。
昔ながらの製法で作られた調味料。
一つ一つの食材には、
自然環境やその土地の文化・伝統、そして尊い命を守りたいという、
生産者さんの強い想いが詰まっています。
大切なのは、つながりを意識すること
つながりを意識した食事をすることで、食べられることのありがたさを、より強く感じられると思っています。
普段口にする食べものが、
どこから来ているのか、誰がどのようにして作ったのか、
ちょっと立ち止まって、考えてみてください。
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