給水機がインスタグラムを更新 !?環境啓発アクティビスト佐々木万由子さんにインタビューPart 1

あけましておめでとうございます!

皆様いかがお過ごしでしょうか?

昨年はたくさんのアクティビストの方々にご協力いただき、お陰様で18本のインタビュー記事をリリースすることができました。ご協力いただいたアクティビストの皆様、そして記事をお読みいただいた皆様、ありがとうございました!

2021年第1回目にICONfrontがインタビューしたアクティビストは、チーム給水機に所属するID22の佐々木万由子さんです。

ICUの一般教育科目(通称ジェネ)のうちの一つである環境研究の授業でプレゼンテーションを行ったことをきっかけに、チーム給水機のプロジェクトに参加し、現在もインスタグラムで給水機のプロモーション活動をされています。

今回のインタビューPart 1では、チーム給水機で活動をしようと思ったきっかけや、活動をする中で感じるやりがいについてお話いただきました。


Q1.万由子さんはどのような活動をされていますか?

一昨年の夏からチーム給水機に所属し、ICUの本館に給水機を設置する活動をしてきました。

昨年度4月に、給水機が設置されてからは、SNSを活用し、給水機をより多くの人に知って、使ってもらえるように切り口を変えて環境問題に関心がない人にも少しでも興味を持ってもらえるように活動をしています。

Q2. まずチーム給水機について詳しく教えていただけますか?

チーム給水機の活動は、ID19の先輩が環境教育学という環境メジャーの授業の一環として、有志の先輩方と共に「本館に給水機欲しくない?」と言うプロジェクトを始めたのがきっかけでした。

2018年度冬学期から本館への給水機設置のために署名活動を開始し、最終的にオンライン・オフライン合わせて654人の署名を集めることができました。2019年度春学期に一般教育科目(GE)の環境研究の授業で、私がグループでCO2の削減をテーマに、「マイボトルの使用で自販機の消費電力、ペットボトル消費量を減らす」と言う内容でプレゼンをおこなった際、授業を担当されていた布柴達男先生に「こういうプロジェクトがあるよ」とチーム給水機を紹介していただき、同じプレゼンのグループだった後輩とチームに合流することになりました。

2019年度9月から本格的にアンケート調査や書類作成を再度行い、2019年度冬学期にチーム給水機のメンバーとICUの理事長、財務理事長に直接お会いして提案させていただきました。そして、2020年度4月に本館東側一階と二階に一台ずつ、計二台の給水機の設置が実現しました。

↑本館の1階と2階の東側トイレ入り口に給水機を設置

Q3. チーム給水機に加わるきっかけになったのが環境研究という授業だったと言うことですが、万由子さんはもともと環境問題への関心はありましたか?

小さい頃から環境問題に強い関心があり、ICUに入学することを決めたのも環境研究のメジャーがあったからでした。環境問題が深刻な状況にあるのに、自分が小さい頃から普段のライフスタイルはあまり変わっていないことを疑問に感じていました。「もっと環境に配慮しないと何も変わらないんじゃないか」今考えると、一人で何かを変えなければいけないと考えすぎていたようで、かなり独りよがりだったと思います。「自分たちにできることが小さすぎて自分がやらなくても」と言う楽観的な気持ちが強くなってしまう人が多い理由も、大学での環境活動や環境の授業を通してわかりました。そこで、みんなができる小さなことに取り組んだら一つの集合体として大きな力になるのではと考え、この活動に参加しました。

Q4. チーム給水機に加わり、活動を始めた時はどんな気分でしたか?

チームに入る前から「本館に給水機欲しくない?」プロジェクトは知っていたので、すでにプロジェクトは結構進んでいるんだろうな、参加して自分が何か役に立てるのか、割と軽い気持ちでいました。しかし、実際はそうではなく、有志メンバーの先輩方が卒論だったり就活だったりで忙しく、署名は集まっていたもののそこで止まっている状態でした。チームでの自分の役割をうまく見つけられないまま夏休みが終わり、秋学期になりました。これは余談ですが、大学の三省堂に教科書を買いに行った際に、私と共にチーム給水機に合流した後輩が深刻そうな顔をして「やばいです」って声をかけてきたんです。どうやら、その後輩が布柴先生から「このままだとチーム給水機が自然消滅してしまうから、時間のある下級生を中心に活動を再開させてくれないか」と言われたようでした。あの時の後輩の青ざめた顔は今でも覚えています。(笑)二人で危機感を共有したのがきっかけで「自分がやらなければ」とプロジェクトを本格的に再始動しました。

Q5. 給水器設置が実現するまでに大変だったことはありますか?

一番大変だったことは、元からプロジェクトに携わっていた先輩方のオリジナリティを尊重しながら、どう解釈し、上手く書類にまとめていくかということでした。9月に活動を再開してからは、大学に給水機設置を提案するにあたり、学生が本当に給水機を必要としているのか、学生の環境意識は給水機の導入前後で変化するのかなどGoogle formsやガッキでの直接インタビューで多くの学生からアンケートを取り、データをまとめました。たまに先輩方を呼んでお話を聞いたり、中心的なメンバーとはほぼ毎日ミーティングを行ったり、どんな給水機が最適か、提案書の書き方など様々なアイデアを出し合っていました。大変でしたが、一人一人が意志を持ったメンバーだったのでスムーズに意見交換できましたし、オンラインをメインに活動が制限されている今の状況を考えると、あの活動はオフラインでなければ難しかったと思います。


インタビューPart1はここまでです!最後までお読みいただきありがとうございました!

次回はインタビューPart2、万由子さんがWWF(World Wildlife Fund)主催「サステナブル・ライフスタイル宣言2020」への登壇を通し感じたこと、社会に訴えたい思いなどについてお話を伺いました。お楽しみに!

チーム給水機 Instagramアカウント:@watashiwakyuusuikidesu
アクセスは こちらから

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